一期一会の心が息づく町“彦根”と共に生きて200余年

井伊直弼公ゆかりの和菓子匠

城下町彦根より

彦根城内・旧彦根藩の大名庭園「玄宮園」にて

ここはおそらくは彦根城の天守閣を最も美しく見ることができる場所だと思います。玄宮園の中のちょっとした高台に位置する茶席「鳳翔台」は御茶を飲みながら、前面に玄宮園の風景を望むことができ、また後ろを振り返ると、国宝彦根城の天守閣がそびえたっています。

天気のいい日には、青空と天守閣の白壁、そして彦根城内の豊かな自然の緑が惚れ惚れとするようなコントラストを見せてくれます。

時代劇の撮影にも、しばしば使われるこの庭園は、遠方から友人が訪れてくると必ず連れて行く場所です。ライトアップはさらに美しく、9月に行われる「虫の音を聞く会」や11月の「錦秋のライトアップ」では、夕闇の中に美しく照らし出されます。

彦根は井伊直弼公のゆかりの町

彦根と言えば井伊直弼公のゆかりの町であることが知られています。井伊直弼公は彦根においては「開国を決断した英雄」として尊敬を集めております。強行な反対を受けながらも、日本史上有数の国家の危機を新たな技術を取り入れることで乗り切らしめた偉人であると彦根の多くの人々は捉えているのではないでしょうか。

またそのような「剛」のイメージとは対照的に、彦根では茶道・歌道・能に打ち込んだ文化人としての「柔」一面が知られております。「一期一会」という言葉を最初に使ったのは井伊直弼公だと言われています。運命の巡り合わせで彦根藩主・大老職に就くことが無ければ、一学者として彦根で学問に明け暮れながら静かに暮らしていたのではないか、という人もいます。この対照的な印象は、図らずも開国反対派の憎悪を一身に引き受けた孤独をも際立たせているように思われます。

多くの観光客が訪れる彦根の魅力

静かな彦根城の風景と城下町が魅力の彦根ですが、近年では「ひこにゃん」で全国的に有名になり、国宝彦根城と合わせ、たくさんの観光客の方々が訪れてくださいます。そして、そこに住まう私たちもこの地域の持つ力に大きな自信を得て、彦根を盛り上げようという動きがあちこちで見られる活気ある地域になってきています。

  • ・青い空・白い壁
  • ・剛と柔
  • ・古いものと新しいもの
  • ・静かなるものと活気溢れるもの

対照的なものが彦根の歴史と、現在の彦根の魅力を形づくります。

いと重は彦根と共に200余年の歴史

当店は彦根の歴史と共に200余年の歴史を刻んできました。菓子作りに対する断固としたこだわりを持ちつつも、井伊直弼公のように新たなものを取り入れることには常に挑戦していく気持ちを持ち続けたい、と思います。

また和菓子店として、御菓子の美味しさを味わっていただくことはもちろん、当店の御菓子を通じて様々な魅力の溢れる彦根に思いを馳せていただけるような商いを行っていきたい、彦根に訪れていただく方々、当店の御菓子を召し上がっていただく全ての方々に一期一会の精神でおもてなしをしたいと考えております。

いと重菓舗 七代目店主 藤田武史

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